学部留学に語学力は必要?語学力ゼロの私がはじめに手をつけた勉強。
留学資金、語学力、治安、周りの人の理解、卒業後・・・。
留学を考えたとき、大体の人は悩むことと思います。
留学のタイプや目標によって、それぞれ必要度合いも変わってくるとは思いますが、できれば留学する前にできる限り準備をして、万全の状態で挑みたいものです。
私自身、今でも多くの問題や不安を抱えているのですが、この問題や不安を少しでも解消、あるいは減らすべく、今できることに着目して考えました。
まず留学資金に関して。
本職で頂く給料から天引きする形で貯金しています。
本業以外での資金調達も考えたのですが、仕事で疲弊した心と身体、プライベートの時間を削ってまで身体と時間を使っては休めることができず、本職が疎かになっては本末転倒なので、今のところ本職以外の収入はあまり考えていません。
そうして、次に考えたのが、語学力。
こちらは日中は仕事をしている私でも、出勤前や帰宅後に勉強できたりと、生活の中で取り組みやすいと考えました。
また、日々の勉強がものを言う分野と考えたため、語学の勉強をしていくことに決めました。
語学は一日にしてならず。
語学は日々の積み重ね。
私は学部留学を目指しているのですが、希望する大学の入学条件として、TOEFLのスコア80点以上の証明が必要です。
TOEFLについては後に説明します。すでにご存知の方は飛ばしてください。
語学の勉強は、成果はすぐには目に見えずらいものですよね。
私自身、飽きやすくて集中力もなく、長続きしないタイプです。
ただえさえ継続と忍耐が必要な語学勉強、飽き性の私がモチベーションを維持するためには目に見える成果と達成感が必要です。そのため、細かい目標の設定と、学習期間の期限を設けることにしました。
2年後の留学に向け、まずは小さな目標作り。
今の目標は、
10月に一度TOEFLを受験し、スコア50点以上を取る。
ということ。
50点以上を設定した理由としては、46〜56点が英検準2級レベル相当ということです。
今から5年ほど前に、英検2級を受験したことがありました。
当時は短大生だったのですが、当時も留学を目指しており、まずは英検2級を取ることを目指していました。
しかし、高校時代は英語の勉強は皆無で、中学生レベルも危うい状態。
それでも5ヶ月間勉強し続け、なんとか一次試験を通過!
目標としていた合格まで目の前にしたところで、私の飽き性が顔をのぞかせ、二次試験を受ける前に燃え尽きてしまい、あっけなく不合格となってしまったのでした。
それからというもの、学生ライフを満喫し始めたため勉強からは遠のき、時は経って就職。しばらく英語から離れた生活を送りました。
しかし、留学を目指した今、この経験から
「短期間、本気でやったらいけるんじゃないか?」
という何の根拠のない自信が生まれたのでした。
そうしたことから、勉強のブランクも考え、また限られた時間を考えたときに、目標を英検準2級相当の46〜56点に決定いたしました。
目標とするTOEFLスコア80越えを達成するため、まずは敵を知ることから始めます。
敵を知り己を知れば百戦危うからず
英語の能力を測るテストはたくさんありますが、主に留学生の英語力を測る
・TOEFL(トフル)
・IELTS(アイエルツ)
があります。
TOEFLとは
TOEFL(Test of English as a Foreign Language)は、英語を母国語としない人の英語コミュニケーション能力を測るテスト。
1964年、米国非営利教育団体であるEducational Testing Service(ETS)により開発されました。
大学生活や、実生活でのコミュニケーションに必要な「読む(Reading)」「聞く(Listening)」「話す(Speaking)」「書く(Writing)」の4つの技能を総合的に測定します。
テストの種類は2種類。
・TOEFL PBT(Paper-based Test/ペーパー版)
・TOEFL iBT(Internet-based Test/インターネット版)
TOEFL PBTの方は、2007年11月以降実施されていないようです。
そのため、私たちが受験するのはTOEFL iBTの方です。
4つのセクション(読む(Reading)、聞く(Listening)、話す(Speaking)、書く(Writing))で各30点ずつの120点満点、合計のスコアで計測します。
このテストは主にアメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなどの英語圏をはじめとして、世界で最も多くの国で受け入れられています。
このスコアをもとに英語能力の証明、入学や推薦入学、奨学金、卒業の基準として利用されています。
IELTSとは
IELTS(International English Language Testing System)は、TOEFLと比べ日本ではあまり知名度の高くない試験ですが、これもTOEFLと同様、英語を母国語としない人の英語能力を測るテストです。
IELTSはブリティッシュ・カウンシル、IDP:IELTSオーストラリア、ケンブリッジ大学英語検定機構が共同運営で保有する試験です。
イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で、アメリカでも学校によっては認められているところもあります。
語学留学や短期での専門留学(いわゆるおけいこ留学)では、スコアが低めに設けられていたり、スコアの提出自体がなかったりします。
大学や大学院へ留学するのであれば、スコアの提出は必ずと言っていいほど必要で、学校のレベルによっては高めに設けられていたりしています。
しかし、大学によっては卒業生の子どもだったり、卒業生の推薦があれば、スコア提出や学費を免除されることがあるようです。
私が目指しているのは学部留学なのですが、目指している大学は最低80点が必須条件とされています。
コネもツテも全くない私は、何としてでも最低条件である80点越えを達成しなければなりません。
英語を勉強は、何から始めたら良いのか。
リスニング、リーディング、スピーキング。単語、熟語、文法。...
英語の勉強を始めるにあたり、何から始めたら良いのか悩みますよね。
私ははじめに、英語に触れる機会を増やそうと思い、スピーキングの強化から始めました。
今では色々な英会話の学習手段がありますが、当時はオンライン英会話と、英会話スクールの2択に絞りました。
ネットでの英会話は、料金は安く、ネイティブ並みの英語力を持つ、母国語を英語としない方を多くの講師としていることが分かりました。
後ほど記述しますが、講師の方々は本当に英語が堪能で、分かりやすいです。
しかし、当時は非英語圏ということで多少なり発音の癖があるのではないかと考え、またネット上でのやり取りをするので、ちょっとした恐怖心もあり、オンライン英会話は断念しました。
英会話スクールは、料金はオンライン英会話と比べて高いのですが、職場に近かったことと、ネイティブの講師と目の前で会話できること、生きた英語を学べると考え、某英会話スクールに入学。
始めてだったこともあり、当時行っていた夏休みキャンペーンに申し込みました。
1コマ1時間、1回のレッスンで3コマ、これを週1で8レッスン。
授業料10万円+入学金2万円ほどだったでしょうか。
実感としては、授業の質は良いものの週1なので、どうしても次のレッスンまで期間が空いてしまいます。次のレッスンまでに予習と復習、勉強をするなど、個人の努力でいくらでも身につくと思いますし、1週間のレッスン数も増やせられたらより身につけられると思います。
しかし、1回のレッスン単価が約3,000円と私としては決して安くなく、またこれ以上レッスンを増やしては貯金ができないと思い、キャンペーンの終了と同時に退会しました。
間もなく入会したのが某オンライン英会話。
大手企業で、知名度も高く、信頼があったので安心できることと、1レッスンが約150円!
1レッスン25分なのですが、授業はいつもあっという間に終わります。
講師も英語が非常に堪能で、ゆっくり丁寧に指導してくださります。
当たり外れもあるようですが、私は気に入った講師を指名するようにしていたので、安定して学習できたように思います。
お財布に優しく、質の高い授業。
順調に思えた学習も、しばらくすると新たな気付きが生まれます。
それは、
単語が出てこないということ。
いくら毎日英語に触れることで英語に対する恐怖心をなくせても、伝えたいことを伝えられないのでは会話の幅が広げられないことを痛感しました。
オンライン英会話を続けながら、他のスキルの勉強もできたのですが、なにせ一般的な給料で生活している普通のOL。そこから留学資金を毎月積み立てているので、格安のオンライン英会話の授業料でさえ大きな出費。
しばらく迷った末に、泣く泣く某オンライン英会話を退会することを決めたのでした。
はじめにすべき学習は?
はじめに取り組むべき学習は、人それぞれと思いますが、私自身、語録のなさを痛感したため、まずは単語の暗記から始めました。
購入したのはTOEFLテスト英単語3800。
これは留学する人、TOEFLを受験する人が持つ単語帳としては王道らしく、どの方のブログを見てみてもこれで学習する方が多い気がします。
単語の並び順も、出題頻度の高い順というのが気に入っています。
まずはRANK1からRANK3までの単語3000個を、3ヶ月以内に暗記。
平日の学習時間は1時間、休日は6時間を目標にしています。
時々、リスニングや多読など、他の勉強にも手を伸ばしたくなりますが、
まずは単語3000個を絶対に暗記する!という目標を再確認しながら実施しています。